プラセンタとは

完全栄養と呼ばれるプラセンタ

プラセンタ「placenta」は、英語で「胎盤」という意味です。
胎盤は胎児の発育に必要なもので、単なる栄養成分だけでなく、細胞の分裂を適切にコントロールする成分「成長因子(グロース・ファクター)」が含まれています。この成分はわずか直径0.1mmのヒトの受精卵を10カ月の間に平均3kg(約6兆個の細胞)の赤ちゃんに育てるという驚異的な働きを持っています。※成人になるまでには60兆個の細胞数にまで増えます。

胎盤には生命の維持に必要なあらゆる物質が含まれており、胎盤抽出物であるプラセンタエキス末は各種アミノ酸やビタミン・ミネラルなどを豊富に含む完全栄養と評されています。プラセンタには身体本来の自然治癒力を高め、新陳代謝を活発にする効果があります。

プラセンタに含まれる主な栄養素

プラセンタを活用する歴史は、おそらく哺乳類が誕生した頃から始まっています。
プラセンタの機能をいち早く取り入れていたのは、野生動物です。出産直後の動物は、肉食動物だけではなく草食動物までもが自らの胎盤を食べてしまいます。出産で低下した体力を補うことや、母乳の出を良くすることを目的とした本能的な行動だと考えられています。
古代エジプトの女王・クレオパトラやマリー・アントワネットといった歴史上の人物をはじめ、近代ではオードリー・ヘップバーン、チャップリン、そしてマドンナも愛用者として知られています。

大切な家族だから、ペットにもアンチエイジング

人にも寿命があるように、ペットにも寿命はあります。人が暮らしを、少しでも長く元気に過ごしたいと思うように、言葉を持たないペットたちの気持ちも同じはずです。
「大切な家族だから、ペットにもアンチエイジングをして欲しい!」そんな当たり前の思いから、欧米では早い時期からプラセンタをペットに与えてきました。医療の世界でスタンダードになりつつある「予防医療」の考え方が、日本でも浸透し始めています。

老化速度を遅らせるプラセンタ

多くの動物は、生まれてから1歳半くらいまでに細胞が増殖しピークを迎えます。その後、ゆるやかに減退し徐々に老化現象が始まります。
プラセンタは、細胞を活性化させ細胞分裂が止まった老化細胞や、損傷を受けた細胞から新しい細胞を増殖させる働きがあると考えられています。
この働きにより老化を遅らせることができるのです。



プラセンタを接種した動物の老化速度のグラフ
プラセンタを接種した動物と接種していない動物の老化速度の違い
老犬・老猫に対するプラセンタとの関わり
  1. すべての犬が元気そうに見えますが、実際には、日本で飼われている犬の半数近くが7歳以上の老犬と言われています(2009年ペットフード協会調査)。
  2. プラセンタは薬ではありません。しかし、プラセンタを取り扱っている動物病院では老犬・老猫に良い結果が出ています。また、プラセンタ研究交流会で獣医師師が発表した症例では、プラセンタと西洋薬などを併用することによってさらに良い結果が得られています。「回数よりも量が大切、より濃く、より多く」と述べています。
  3. 「プラセンタは何に効くの?」と多くのご質問をいただきます。最も効果が見られるのは、老犬や老猫です。老犬や老猫では体全体に活力がなく、体毛にも元気がありません。また毛艶も悪く、内臓も衰えています。これを薬で改善することは難しいのです。しかし、プラセンタはいわゆる休眠している細胞を活性化させることができます。例えば、火事場で思いもよらない力が出るのも、休眠している細胞が一瞬で蘇ることによると言われています。それと同じ感覚に近いかもしれません。
  4. プラセンタを使用している動物病院では、最低でも2週間以上服用することで元気になる兆しが見え始めると言われています。

プラセンタを使用する動物病院での効果と感想

当社のプラセンタサプリメントをご使用いただいている平成動物病院(埼玉県川口市)の佐藤院長にインタビューさせていただきました。佐藤院長、誠にありがとうございます!プラセンタの良さを先生方にも実感いただけたこと大変嬉しく思います。ぜひ動画をご覧ください。

プラセンタに含まれる主な栄養素

アミノ酸

アミノ酸は、タンパク質を作る最小の成分です。
地球上のあらゆる生命、植物も動物もアミノ酸から作られるタンパク質からできています。アミノ酸は全ての生命の素なのです。私たちの細胞の一つ一つや、遺伝子情報であるDNAもアミノ酸から作られています。
私たちの身体を作っているアミノ酸は20種類。その中で体内で合成できるものが10種類、合成できないものが10種類です。
体内で合成できるアミノ酸を「非必須アミノ酸」、体内で合成できないアミノ酸を「必須アミノ酸」と言います。「必須アミノ酸」が不足すると身体にトラブルが起こる可能性があり、食事などで補給しなければなりません。

ミネラル

ミネラルは、人体を構成する微量栄養素です。人の生命活動や維持に欠かせない元素のことを指します。生命に欠かせないミネラルは、必須ミネラルと呼ばれ、その種類は16種類です。

ビタミン

ビタミンは、私たちが生きていくのに必要な代謝(化学反応)を助け、健康な身体を維持するために、重要な役割を果たす栄養素です。

タンパク質

タンパク質は、生物の身体を作るだけでなく、さまざまな化学反応を助ける物質です。

ムコ多糖類

ムコ多糖類のムコは、ラテン語で生物の粘液という意味です。昔から身体に良いと言われ、食品では山芋や納豆などがあります。
ムコ多糖類の多糖とは、多くの糖類が組み合わさっている状態を指し、糖分やカロリーが高いという意味ではありません。 人の身体の細胞同士の間には、ムコ多糖類という吸水性に優れた成分が詰まっていて、 必要な水分はこのムコ多糖類に蓄えられています。

核酸

核酸は、生命の維持のための遺伝子をつかさどるDNA(デオキシリボ核酸)とその情報を読み取ってタンパク質を合成するRNA(リボ核酸)のことを総称して呼び、植物でも動物でも全ての細胞に含まれる有機化合物です。核酸は新陳代謝をスムーズにする成分で、細胞の増殖やタンパク質の合成、細胞の活性化を促進します。

酵素

酵素は、主に「消化」と「代謝」に関わる物質です。消化とは、生物が自身の栄養源となる体外の有機物を吸収するため、より低分子の状態に分解することを指します。簡単に言えば、「食事を取り、それを胃で消化する」ことです。
では、代謝とは何でしょう?それは生命活動の全てのことを指します。例えば、新陳代謝は身体の組織自体を一定期間かけて再生します。目を閉じるのも、息を吸うのも、排せつするのも、全て代謝酵素が働いて初めて行われるものなのです。タンパク質・炭水化物・脂質という栄養素が体内に入ると、酵素という”職人”が、この栄養素を使って人間の身体を作り上げています。このように考えれば、酵素の役割が理解しやすくなるでしょう。

活性ペプチド

活性ペプチド(生理活性ペプチド)は、血圧の調整、骨を作り出す手助け、免疫力の調整、抗酸化能力の向上、ミネラルの吸収などの働きに活躍します。生命を維持するために、形を変えて身体のさまざまな部位で働く生理活性ペプチドは、欠かせない物質です。生体のバランスを保ち、予防作用をもたらします。

糖質

糖質は、糖を主成分とする物質の総称です。糖は炭水化物とも呼ばれ、身体の栄養素の中で最も重要なものです。私たちが毎日食べるご飯やパンなどの主食はデンプンが主成分で、体内で分解されるとD-グルコース(ブドウ糖)を生じます。このグルコースは物質代謝の中心的な存在で、大部分の生命体がこの化合物を栄養素として利用しています。

脂質・脂肪酸

脂質・脂肪酸は、三大栄養素の一つである脂質と、その大部分を占める脂肪酸を指します。一般に人体のエネルギー源となり、細胞や血管など私たちの身体づくりを支える栄養素です。